残虐性を元刑事が分析


 東京・狛江市の強盗殺人事件で、90歳の女性の死因が素手で激しい暴行を加えられたことによる多発外傷だったことが分かりました。なぜ、高齢の女性を激しく暴行したのか、犯人の狙いは何だったのでしょうか。

 19日、狛江市の住宅で大塩衣與さんが手を縛られた状態で死亡しているのが見つかった強盗殺人事件。単独犯なのか、複数犯なのか。犯人特定の糸口が少しずつ見えてきました。

 捜査関係者によりますと、不審な車は家の前を通過した後、東の方向へ向かったということです。時間帯は千葉県警から情報提供があった事件当日の午後2時46分よりも前だったということです。

 別の場所の防犯カメラからは、不審な車に2人以上が乗っていたとみられる映像も見つかったということです。また、不審な車が白色のレンタカーだったことも新たに分かりました。狛江市内を行き来する様子が確認されたレンタカーは2台あり、1台は都内、もう1台は他県で借りられたものだとみられています。2台の関連性は不明ですが、いずれも事件の前日に狛江市内を行き来していて、下見をしていたとみられています。

 複数人の犯行という疑いが強まるなか、その残虐性も分かってきました。手を縛られ、亡くなっていた大塩さん。左ひじは骨が皮膚を突き破る開放骨折をしていました。

 司法解剖の結果、死亡推定時刻は19日の正午ごろ。死因は全身に重い損傷を受けた多発外傷で、全身を強く殴られたり、踏み付けられたりした可能性があるということです。しかも、凶器が使われた様子はなく、素手だったとみられています。なぜ、犯人はこれほど残忍な犯行に及んだのか。警視庁刑事だった吉川祐二氏は。

 元警視庁刑事・吉川祐二氏:「殺害が目的ではなかった可能性が高い。(被害者を)静かにさせたうえで『金はどこだ』『金目の物はどこだ』と暴力を振るったことは十分、考えられる。被害者は『そんな(金を)出せない』と抵抗するでしょう。その最中での暴行だった可能性は高い」

 犯人の人物像については。

 元警視庁刑事・吉川祐二氏:「今回の実行犯は、闇サイトを通じて集まってきた“素人集団”ではないか。指示役と思われる存在があるとして、指示役から『大塩さん宅で金目の物を取ってこい』」「(Q.指示役がSNSで募集を続ける限り事件は?)このような犯罪が続く可能性もある。気を付けなければならない」


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