​最高気温は30度超え​​

静岡・牧之原市で5日、幼稚園の送迎バスの中で3歳の女児が意識不明で見つかり、その後、死亡しました。警察は、女児がバスに5時間以上置き去りにされ、熱中症になった可能性があるとみて調べています。なぜ女の子は見落とされてしまったのでしょうか。

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警察と消防によりますと、5日午後2時ごろ、この川崎幼稚園の職員から通報がありました。

川崎幼稚園の職員
「送迎バスに取り残された子供の意識がない」

5日、河本千奈ちゃん(3)が、送迎バスの車内から意識不明の状態で見つかりました。千奈ちゃんは病院に搬送され、その後死亡が確認されました。

送迎バスの中に置き去りにされ、熱中症になった可能性があるとみられています。いったい何があったのでしょうか?

5日朝の送迎では70代の理事長が運転し、70代女性の派遣職員と6人の園児、合わせて8人が乗っていたといいます。

5日午前8時50分ごろ、千奈ちゃんが乗った送迎バスが幼稚園に到着しました。全ての園児がここで降ろされるはずでしたが、バスは千奈ちゃんを乗せたまま、近くの駐車場に停車したとみられています。

その後、5日午後2時10分ごろ、職員が送迎のための準備をしていたところ、車の中で千奈ちゃんを発見しました。千奈ちゃんに外傷はなく、意識不明の状態だったといいます。

川崎幼稚園がホームページに載せている1日のスケジュールでは、8時15分に順次登園、降園は午後2:30となっています。幼稚園が終わるまで、他の園児たちが給食や自由遊びをしている間、千奈ちゃんは1人でバスの中に残されていたのでしょうか。

牧之原市では、5日の最高気温は30.5℃でした。

熱中症に詳しい柴田雄介院長は「そういう環境にいると、簡単に熱中症になる。早ければ10分以内くらいで、朦朧としてきて、顔色も悪くて立っていられなくなる」と指摘しました。

     

送迎バス内で園児がなくなった事件は、2021年にも発生しています。福岡・中間市の保育園で、倉掛冬生ちゃん(当時5)が送迎バスに9時間取り残され、熱中症で亡くなりました。

バスに乗っていた職員は「運転していた当時、園長のみで、園に到着後のバスの中を十分に確認しないまま、鍵を閉めていた」と説明していました。

他の職員もバス内を確認せず、冬生ちゃんは存在に気づかれることがないまま命を落としました。当時の気温は33℃を超えていて、警察の調べによると、車内の温度は50℃を超えていたとみられています。

当時の園長は業務上過失致死で書類送検、在宅起訴されて、2022年秋に初公判の予定です。

     

今回も同様のことが起きたのでしょうか?

5日午後10時ごろ、牧之原市にある川崎幼稚園の園長の自宅を訪ねると、電気はついているものの、返事はありませんでした。

警察は千奈ちゃんが死亡した原因や、園の安全管理体制に問題がなかったか詳しく調べています。

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