「母を信じたかった」複雑な胸中も吐露

 安倍元総理が銃撃されて殺害された事件について、山上徹也容疑者は手紙に続いてSNSでも旧統一教会に対する批判や「母親を信じたかった」などと思いをつづっていました。

 山上容疑者とみられるツイッター(2019年10月):「オレが憎むのは統一教会だけだ。結果として安倍政権に何があってもオレの知った事ではない」

 約3年前からSNSには旧統一教会、世界平和統一家庭連合への恨みなどがつづられていました。

 そして、山上容疑者の動機の解明につながる可能性がある「手紙」。

 銃撃事件の前日、山上徹也容疑者は岡山市内から安倍元総理の殺害をほのめかす手紙を島根県松江市に住む男性に送ったとみられています。

 その手紙とツイッターでは、宗教活動に傾倒していった母親への複雑な思いものぞかせていました。

 自宅への捜索などでこれまで少なくとも6丁の自作の銃が押収されていて、また、種類の異なる複数の銃弾も見つかったことが新たに分かりました。

 山上容疑者が書いたとみられる手紙:「私は『喉から手が出るほど銃が欲しい』と書きましたが、あの時からこれまで銃の入手に費やして参りました。その様はまるで生活のすべてを偽救世主のために投げ打つ統一教会員。方向は真逆でもよく似たものでもありました」

 奈良県警が送り先である島根県のフリーライターから押収した手紙。

 内容は約30年前から母親による多額の献金で家族や人生が破壊されたという趣旨のものです。

 文面の最後には山上容疑者のものとみられるツイッターのアカウントも記載。

 最初の投稿は2019年10月13日。同じころ、旧統一教会の韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁が愛知県で行われた集会に出席していました。

 山上容疑者の供述:「教会トップを火炎瓶を使って襲おうとしたが近付けなかった」

 襲撃を失敗した直後にSNSへの投稿が始まった可能性があります。

 山上容疑者とみられるツイッター(2019年12月):「オレは作り物だった。父に愛されるため、母に愛されるため、祖父に愛されるため」「オレは母を信じたかった。オレは努力した。母のために」

 肉親への複雑な胸中をあらわにする一方、教会への恨みが次第に募っていったのでしょうか。

 山上容疑者とみられるツイッター(2020年1月):「オレが14歳の時、家族が破綻を迎えた」

 山上容疑者とみられるツイッター(2019年12月):「統一教会は全世界の敵であり、当然、日本の不倶戴天(ふぐたいてん)の敵でもある」

 世界平和統一家庭連合・田中富広会長:「教会に対する恨みや、そこから安倍元総理の殺害に至るということはとても大きな距離があって、私たちもその理解に少し困惑しています」

 教会側は今月17日、新たな声明文を公表。

 世界平和統一家庭連合の声明文(17日):「山上徹也容疑者の母親が救済を求めて当法人の信仰を持つに至ったにもかかわらず、結果として山上家庭の救済と幸福をもたらすうえにおいて当法人が十分に支えきれなかったことを素直に認めざるを得ません」

 さらに、11日の記者会見で「2009年以降トラブルは起こっていない」とした発言について「トラブルがゼロになったという意味ではない」などとコメントしています。

 銃撃事件の当日から設置されていた献花台は18日夜、撤去されます。

 3連休最終日とあって朝から多くの人が訪れていました。

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