逮捕の男 来週にも移送か ナマズ養殖は「YouTubeで学んだ」

【10億円”不正受給”】

約10億円の給付金詐欺事件の主犯格とされ、インドネシアで逮捕された谷口容疑者が、インドネシアで展開していたナマズ養殖を、YouTubeで学んでいたといいます。そして、谷口容疑者が、来週半ばにも日本に移送される方向で、調整が進められていることがわかりました。

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谷口光弘容疑者(47)は、10億円近くの持続化給付金をだまし取った詐欺グループの主犯格とされ、警視庁が指名手配する中、先週、逃亡先のインドネシアで現地当局に、不法滞在の疑いで逮捕されました。

焦点となっているのが、谷口容疑者の日本への移送です。捜査関係者への取材で、来週半ばにも、日本へ移送する方向で最終的な調整が進められていることがわかりました。

インドネシアに逃亡した谷口容疑者が拠点の1つとしていたのは、インドネシア・西スマトラ州です。中心部の市場を訪れると、たくさんの魚が売られている中、谷口容疑者も養殖していたという「ナマズ」も売られていました。

――ナマズは1日にどれくらい売れますか?

ナマズを売る店の人
「200キロくらいです」

ナマズを買った客
「好きだから、週に2回くらい食べます」

店で調理してもらったナマズを試食しました。

記者
「揚げてもらったナマズを食べてみます。まったく生臭くもなく、淡泊な味で何にでも合いそうです」

谷口容疑者は、そんなナマズに目をつけて、養殖ビジネスを展開していました。

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現在、谷口容疑者は、インドネシア・ジャカルタにある入管施設の9階で、身柄を勾留されています。ほかの収容者とは接触しないよう配慮され、施設では、自殺防止のため、24時間、防犯カメラで監視されているといいます。

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取材班は、谷口容疑者が経営するナマズ養殖場へ向かいました。

記者
谷口容疑者は田んぼを作り替えて池をつくり、ここでナマズの養殖を行っていたということです」

谷口容疑者は今年4月以降、西スマトラ州で少なくとも2つのナマズ養殖場を経営し、多くのスタッフを雇っていました。

養殖場の責任者はNNNの取材に対し、谷口容疑者は、仕事には厳しかったと話しました。

養殖場の責任者
「雨が降り続いて、仕事を2時間中断しなければならず、作業がその分遅れた時には、(休憩時間を返上して)責任を持って取り戻すよう言われました。目標を高く持ちなさいと(言われました)」

その一方で、「『ナマズの育て方を知らない』と言ったら、谷口容疑者は『私も知らなかったけれど、YouTubeで学んだから、あなたにも分かるようになりますよ』と言っていました」と、養殖場の責任者は話しました。

ナマズの養殖方法については、コロナ禍で外出が難しかった時期に、YouTubeを見て習得したというのです。

飼育にあたって無理をすることもあったといいます。1つの水槽に通常2000匹入れるところを、倍以上の5000匹入れ、多くの魚が死んだこともあったといいます。

養殖場の責任者
「私は日常的に彼を見ていましたが、悪い人には見えませんでした。きつい仕事をすることもいとわずに、一緒に汗を流してくれました。(事件の容疑者と知らず)一緒に仕事をしていたことが恥ずかしい」

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谷口容疑者は、来週半ばにも、日本へ移送される方向で最終調整が進められています。警視庁は今後、詐欺容疑で逮捕し、事件の全容解明を進める方針です。

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